毒親の責任考察ブログ━アダルトチルドレン克服と抑うつ神経症克服への道のり━アダルトチルドレン改善の知恵袋

アダルトチルドレンから回復できた滝沢(TAKKY)のブログです。抑うつ、毒親後遺症、アダルトチルドレン解決のための知恵袋と体験談を提供するつもり

アダルトチルドレン、毒親後遺症、神経症と親の責任/自分の責任

親からの感情的抑圧と絶対的影響力で生きづらさが決定づけられる

神経症やアダルトチルドレンという生きづらさが悪化し続けていく最大の要因は何だろうか?

人によっては、いじめとかトラウマとか虐待とか人間関係のストレスとか恋愛、仕事の失敗、上司のパワハラ、裏切り、愛情の不足などいくらでもあると思う。

 

最大と言ったら、幼少期から唯一絶対の存在である親が一番だと思う。

俺みたいにかつて親が憎くて、同時におびえていた人でも、親を愛している人でも、 少なからずの影響を親から得ている。

得てしまっているという言い方のほうが正しいか。

 

親が好きでも、育ててくれたことに感謝しても、その親が子供がはまってしまう教育やしつけ(厳しいだけとか愛情を与えないとか) をしてしまった場合、もろに影響を受ける。

愛があるから、子供をちゃんと育てようとするけれど、それが子供が生きるのに不都合な 要素を与えてしまう。

愛があるが故、子は苦しむ。

 

神経症になりやすいアダルトチルドレンの終わらない悲しみ

毒親のもとで悪影響と抑圧を受けた子供はアダルトチルドレンとなっていく。

アダルトチルドレンになったら自力での克服は困難になる。

 

アダルトチルドレンは様々な神経症(抑うつ神経症、自律神経失調症、うつ病、適応障害、社会不安障害など)になりやすく、漠然とした生きづらさが年をとっても悪化していく精神的回路が形成されてしまう。

ここまで来ると意志の力では無理になってしまう。

 

親からの悪影響で感情の抑圧を一生かけ続けるその子供たち

幼少期からの環境が子供にとっては唯一絶対的だから、親の考え方を更にゆがめて受け取ってしまう。

毒親の無意識的刷り込みで、人生とは生きづらいものだと決定づけられてしまう。

親からの暗示は絶対的だ。それを赤ん坊のころからやられ続けたら、そして、それが間違ったものなら、心がこじれるのは当たり前だ。

こうして感情を抑圧したまま、苦しい気持ちをどこにも解放できないまま、大人になってもアダルトチルドレン克服できずに時間が過ぎていく。

 

トラウマのない子供とトラウマのある子供のその後

のびのびと育てられた子供は、内面的な問題をこじらせ続けることはない。

ストレス耐性もついているし、ブレーキでいう「遊び」をちゃんともっているから、俺らの傷つくことでも、マイナス影響を受けていない。

ましてや成功者と言われる人たちの多くは、傷つくことでも、プラスに転化してさらに進んでいける。

親が厳しく育てたくましくなった人はいるが、厳しく育てたくせに、強く生きる術をも奪った親の子供は悲惨だ。

 

固定観念が強い親に育てられた子供は、神経質になったり、心理的悪化のドツボにはまったりしてしまう。

親だけが原因ではないし、複合的なものが重なってはまり込んでいくけれど、そのすべてのベースは子育てによる産物だと今痛感している。

その親も子供が生きにくいように願っていて育てたわけじゃない。

まったく反対に生きやすいように育ててくれようとしている。

だからもっともっと子供の心はこじれてしまう。

 

親は選べない。アダルトチルドレンは運の悪さから人生が始まる

絶対君主的な親もいれば、放任主義もいるし、優しいのもいれば、虐待を加えるのもいる、無関心もいる。

親がいないということもある。

子供にとっては親を選べないから、どんな環境としつけで大人になるのかは、人生をかけたギャンブルだ。

毒親のもとで生まれた子供はそれだけで生きづらさの宿命を背負っている。

 

アダルトチルドレン、抑うつ神経症になってしまったルーツ分析

俺のことを言えば、絶対専制君主的な父親と冷たい(ように感じる)母親だった。

反発して家を出ることもできず、ずっとその庇護下で、いやいやながら過ごさなければならなかった。

だからよけいこじれてしまった。

いつも一方的だった。

こちらの言い分はまったく通らなかった。

こちらの言い分には耳を傾けず、愛情欲求にもつきはねた。

甘えたいときに甘えられなかった。

 

両親にどうにかして愛されたい、どうにか受け入れてもらいたい思いを俺はずっともっていた。

今となっては言えるが、あの二人は俺のためを思って、あんな育て方をしたんだと思う。

まさか憎くてやったわけじゃないだろう。

橋の下から拾ってきた子供でもないようだ。

だけど、俺の心に憎しみを生じさせてしまった、下手くそで、とても視野の狭い独りよがりの育て方をしていた。

それを幼児期の頃からやられたのではたまったものではない。

 

親子代々、その抑圧は受け継がれていく

ここで思うのは、子育ての負の連鎖だ。

たとえば、虐待をうけた子供が大人になり、子供を育てる側になる。

当然、自分が受けた心の傷を子供与えたくないと思うのは当たり前だが、高い確率で子供を虐待してしまう。

そういう有名なデータがあるらしい。

要はそういう育て方しか知らないからそうなる。

 

だから、俺の両親も(特に父親だが)、同じ育てられ方をされたんじゃないかと冷静に過去を振り返られる今、つくづく思う。

父親の父親も俺は大嫌いだったし、同類なところもあるだろう。

父親は自分の父親にはいい思いを持っていなかったようだ。

俺から見ても 伯父、伯母を見ても、好きじゃなかった。

 

その一家全体が病んでいたように思う。機能不全家族というやつだ。

そういう育て方を祖父(祖母)はしていたんだろう。

負の連鎖はどこかで切らないと、自分と同じ目に遭う人間がたくさん出てくるだろう。

ただでさえ、移ろいの激しい病みやすい世の中なのに。

 

アダルトチルドレンが治った鍵は親ではなく自分の無意識の病巣にある

でも、いつまでの親のせいにしてはいられない。

アダルトチルドレンになったのは、機能不全家族を作り上げた毒親のせいかもしれない。

とはいえ、結局苦しんでいるのは自分なのだから、自分の中で解決しなければダメだ。

 

自分の中には、いわば無意識や潜在意識のドロドロとした負の感情エネルギーが渦巻いている

さんざん親から抑圧を与えられ、ずっと耐えて耐えて生きるつらい感情の行き場は、結局自分の心の底に押し込めることになる。

それに振り回されることで、アダルトチルドレン特有の生きづらさをもってしまう。

 

だが、自分の中で問題が起きている以上、もう親に文句を言っても恨んでも意味が無いことでもある。

毒親への納得行かない感情をを引きずるよりは、昔々そんな育て方をされたなぁ、と冷静に振り返ることができるようにならないければならない、と思う。

トラウマ、抑圧された感情の処理をしないと、いつまでもアダルトチルドレンのまま、下手をすると神経症になってしまうだろう。

 

アダルトチルドレン克服は抑圧解放とトラウマ解消から

過去からの抑圧やトラウマの処理さえできれば、過去はちゃんと存在しても、引っ張り回されない。

そうなったら、かなり過去と決別できているということだろう。

なった責任は親でも(他人でも)、治す責任は自分にある。

自分の人生のなのだから、理不尽なことでもやっぱり自分で処理しなければいけない問題だ。

恨んでも憎んでもこればっかりは解決しないし、その時間がもったいない。

誰のための人生かと言ったら、やっぱり毒親ではなく自分の人生なのだし。

 

毒親が憎くても毒親に依存している最悪の関係

親が嫌いでも、神経症になった大きな原因に親がなっているとわかっていても、親からの依存から脱出できない人がいる。

ある意味、それまでの親子の関係を切らなくては改善もできないというのに、それでもずるずる毒親のマイナス影響下で暮らして、ビクビクしている。

 

憎い親なのにいつまでも依存し続ける矛盾を抱えている。

家を出ろとは言わないが、環境を変えなければ改善できるものもなかなかできないと、経験で言える。

それは自己責任をベースとした行動だった。

環境を転地することはとても重要だと思う。

勇気は必要だし、リスクはもちろんあるけれど、そればかりは最低限覚悟を持たなくちゃいけない要素だと思っている。

それができたから、俺はすごく改善できた。

 

 

自立しなければいつまでもアダルトチルドレンも、各神経症の症状も良くなることはないだろう。

 

過保護、過干渉の親は不安や恐怖を感じやすい子供を作る

神経症に陥る人の親は極端に過保護が多い。

俺の親もある意味そうだった。

「お前のためにやっている」というのが、彼らの言い分だ。

外で何をしたかいちいち聞かれる。

二十歳を過ぎてもう小学生ではないというのに。

だから羽目を外すことができない。

 

だから親の目がいつもあった。

親がいないところでも常に親の目を意識していた。

だから自分を出して楽しむこともできない。

いつまでたっても精神的に独立できない。

人の評価をだから極端なまでにおそれてしまう(親の目がある故に良く思われなきゃいけない)

我が家では低評価を人様から受けることはあってはならない教えだった。

 

生きづらさを与えておいて根性なし、甘いと言ってくる親

一番やばいのは、親が自分のせいで子供が悩みにはまったと言うことをまったく気づいていないことだ。

だから、たるんでいるのは悩んでいる本人と言うことになる。

お前が俺をアダルトチルドレンにしておいて、お前が悪いという理不尽さに耐えなければならないのも辛かった。

親から甘い、根性がないと言われても、実際のそうだったのだから反論しようがない。

だから俺はひたすら抑圧し続けてしまった。

お前が悪いと言いたかったが、経済的にも依存している自分が情けなかった。

 

苦しんでいる本人は苦しい状況から脱出したいから、何かしようとするけれど、すぐ親に反対される。

彼らは恥だと思うし、たるんでいるから悩みにとらわれるのに、医者や心理セラピストに助けを求めても意味がないと思っている。

お前らのせいでこうなってしまったというのに、自分の意見は絶対だと思っているから、まったく耳を貸さない。

 

抑圧解放とストレスのはけ口がないまま抑うつ状態や生きづらさが増していく

そんなこんなで親の前では自分をさらけ出せず、憎しみ切れず、中途半端にぐだぐだしたまま、子供たちは心を抑圧していく。

どんどん年をとっていき、まわりとのギャップにますます苦しんでいく。

いいことなどひとつも得られないまま、アダルトチルドレンや神経症の症状は悪化していく。

でも、親はまったく原因を気づかない。

そして、同じことが永遠と繰り返されていく。

 

環境からして腐っている。

機能不全家族というどぶ沼に体をすっかり浸かっているのに、すべてをすっきり綺麗にしたいと考えているのと同じだ。

それじゃあ永遠に良くなりっこない。

そういう毒親のところに生まれたのは不幸だと思って、自分の力でこれからは切り開いていかなければならない(矛盾だけど、そのためにも無意識関係の真の専門家の先生の力を借りた)

 

過去には戻れない、ならば未来を変えるしかない

親はよくよく考えれば、すごく厄介な存在だ。

過保護と放任主義は、放任主義の方が、世の中の荒波に強くなれる(愛情不足を感じたら、そこで問題があるけれど)。

俺の親は過干渉で過保護という水牢にどっぷり浸らせておいて、なんで冒険しないんだ、という。

そんな親に生まれついたのは不幸だと思うしかない。

もう過去には戻れないから。

いくら後悔しても後戻りできないのが人生だ。

 

あなたの神経症やアダルトチルドレンの原因、またはそれを助長させたのは何か、よくよく分析した方がいい。

そしてその環境にあったと気づいたら、すぐ環境を変えるべきだ。

勇気は必要だし、リスクもあるが、このまますすんでいくリスクほどのリスクはなかった。

もう一つは親から小さい頃から与え続けられた抑圧された感情を解放させてやらなければならない。

それも同じ環境にいたのでは、逆に抑圧を受け続ける人生になっていくだろう。

 

頑張ろう

 

アダルトチルドレンだった人たちのブログを紹介

http://blog.livedoor.jp/whatawonderfulworld0/

https://yamadautunikki.xxxblog.jp/

https://ameblo.jp/utu-hiroshi/